漢方薬局の日々・自然の恵みとともに

漢方家ファインエンドー薬局千葉県佐倉市

夏の養生

上手に漢方薬を使い分けて

「湿気でムカムカして体がもやっとしたとき、夫の勝湿顆粒をもらって飲んだらすぐ治っちゃった」「湿気の多い日に背中の痛みと肩のこわばりが出て、勝湿顆粒に冠元顆粒を少し足して飲んだらスッキリしました」「これから先は麦味参顆粒、少し手元に置いとい…

夏バテ、スポーツドリンクだけでは元気になれません

暑さと冷房の温度差でも体力を大きく消耗してしまいます。体力が落ちると、熱中症や心血管トラブルの危険性も高まります。だらだらせず手際よく体を動かし、不摂生を慎み、良質の睡眠を確保して疲労を翌日に持ち越さないようにしましょう。スポーツ飲料を飲…

冷やしすぎに注意!皮膚トラブルの予防方法

「猛暑が続いて、首から上ばかり汗をかき顔が真っ赤になる。そのうち顔に赤い湿疹がポツポツできて、皮膚科のクリームを処方され塗っているけど治らない」というご相談。火照ったり、汗をかいたりすると、赤味が増しむずむずちりちり痒くなるので、氷で冷や…

夏の養生法・黄帝内経

中国のもっとも古い医学書(ざっと二千年以上前)、「黄帝内経(こうていだいけい)」という本に書かれている夏の養生法をご紹介。夏の三か月は、天地の気は盛んに行き交い、万物は花咲き実をつける季節。 夜はすこし遅くに寝てもいいが、朝は早く起きる。(…

イライラして身の置き所がない50代女性

「最近仕事の内容がガラッと変わり、部署の雰囲気がもうヒステリー気味なの」という50代女性。そんな中でも努めて平静にふるまってきた彼女は、職場の外では、どうにも八つ当たりしたい気分で身の置き所がないという。彼女曰く「エイッ、エイッってやっつ…

夏野菜で蒸し暑さとだるさをスッキリ

「夏野菜は体を冷やすんですよね。」と冷え性の女性に聞かれることがありますが、これらの野菜は、冷房みたいにどんどん体温を奪っていくのではなく、体内の水の停滞を取り除き、こもった熱をさって、体がさっぱりします。それは、野菜がもつミネラルなどで…

中国のことわざ(暑さ対策)

来局される方が口々に、「もう暑いのはたくさんだ~」「これまで暑かったのに、もっと暑くなるのかしら・・・」「年をとると暑いのがこたえるよ」そこで、中国のことわざ「心静自然涼」ゆったりと心静かにしていれば、涼やかに過ごすことができる暑さにイラ…

夏の養生・花が咲くように、愛があふれ出るように

夏は、天地の気は盛んに行き交い、万物は花咲き実をつける季節。朝は早起きする(日の入りとともに眠り、日の出とともに起きる 夜臥早起)暑さを嫌がらず、イライラせず、よく動いて汗をかき、花が美しく咲くように気を発散させ、愛があふれ出るように気持ち…

焼き夏野菜の涼拌(辛味で胃腸シャキッと)

ナス、パプリカ(赤ピーマン)そしてオクラを焼いてみました。夏野菜をパンチのきいた中華風タレでたっぷりどうぞ。 映像的には、クリスマスっぽくなっちゃいましたけど・・・赤ピーマンを丸ごと強火で黒焼きにするとつるっと皮がとれます。甘みも増し、は~…

熱中症になったがっちりタイプの男性

「まいったー、熱中症になるなんて思ってもみなかったよー」と元気に来られたがっちり体躯の男性。去年は、暑いところで仕事をする機会が何度もあったけど、熱中症なんか気にもしなかったそうだが、今回、ちょっと暑かった程度なのに、急にふらふらと意識を…

夏バテどのタイプ?

夏バテのタイプに応じた食養生

梅雨の不調を漢方で

「もう、この湿気ダメ~、なんとかしてー」と、ぐったりした様子で来局された50代女性。冷房のきいた職場で事務仕事。運動はほとんどしない。そのため湿度が高いシーズンは体に無駄な湿がたまりやすい。過去のデータをみると、梅雨時と台風前は同じような症…

冷たいものは控えめに・養生法は人種や気候が似ている国から学ぶべき

中国の食養生で必ず言われるのが「冷たい物を食べない飲まない」日本在住中国人の中医師に聞いたところ、爆買いで人気のひとつは保温水筒だとか。日本製は性能がいいと、故郷のお土産にとても喜ばれるのだそう。お茶のルーツは中国ですが、実際あちらの人は…

湿気が多い時は冷たいものを食べない

湿度が高くなると体も湿気の影響を受けます。なにより体がおもだるい。そして、むくみや冷え、胃腸障害、めまい、皮膚トラブルなどの発生が多くなります。そこで今晩何食べようと考えるとき、水はけを良くする食材を選ぶとよいでしょう。緑豆のもやしや春雨…

朝4時に目覚めるのは不眠?

「4時ごろに一度目が覚めてしまう。起きるのは7時か8時がいいのに。」もう一度眠ろうとするががなかなか寝付けず、これじゃ睡眠不足になってしまうし、睡眠導入剤のんだほうがいいかしら?でもそれも体によくなさそうだし・・・ この頃、同じようなご相談が…

季節の漢方:湿気を払い、消耗を補う

梅雨入りでしょうか。湿気が体にまとわりつきます。 「今日は『勝湿顆粒』飲んできたわ~。ところでうちに麦味参顆粒あるんだけどあれはいつ飲むんだっけ?」ふたつとも「いまどき漢方」です。曇天雨天は、『勝湿顆粒』で体の湿気を払い、好天時の外出や、汗…

冷房で冷えてお腹の張りや痛み

漢方相談で、女性の生理痛や腹痛、お腹の張りなどの訴えが多くなりました。何が原因なのかご相談者といっしょに考えてみたら、多くが勤め先などで冷房が入り始めたことでした。ワイシャツに背広の男性陣と、首の空いたブラウスにスカート姿の女性では、適温…

新陳代謝とは古いものを排泄すること

排便、排尿、汗をかく

こわばった体を伸ばす

立夏を迎え、夏の養生をしましょう。のびのび暮らすことです。 まずは、こわばった体を伸ばします。 朝目覚めたら、起き上がる前に四肢と背骨を伸ばします。 夜ふとんに入る時は、目を閉じて静かに3~5回深呼吸(しっかり息を吐きだします) 腹式呼吸で、…