「夏野菜は体を冷やすんですよね。」と冷え性の女性に聞かれることがありますが、
これらの野菜は、冷房みたいにどんどん体温を奪っていくのではなく、体内の水の停滞を取り除き、こもった熱をさって、体がさっぱりします。
それは、野菜がもつミネラルなどで代謝がスムーズに行われるようになったということでしょう。
代謝が悪くて無駄な水がたまっている状態で、冷房に当たるともっと水が動かなくなって、むくみはひどくなるし、だるいし、関節痛があらわれたりすることもありますから、夏野菜の働きってすごいですね。
そして、サラダもおいしいですが、オリーブオイルでさっと炒めたり、ミネストローネのようにさまざまな野菜を入れてスープにしたりと体が温まる調理法で食べてみましょう。
さらにショウガやネギ、シソ、ミョウガ、ラッキョウなど香りのものを加えると胃腸の停滞感がとれておいしく食べられます。
冷え性の人も、皮膚疾患の人も、疲れてだるい人も、旬野菜をたくさん食べましょう。
今時が旬な野菜は、
かぼちゃ、夏キャベツ、きゅうり、とうもろこし、トマト、なす、ピーマン、パプリカ、レタス、アスパラガス、ゴーヤ、さやいんげん、オクラ、ししとうがらし、しょうが、ズッキーニ、枝豆、うり類、つるむらさき、とうがん、みょうが、モロヘイヤなど
このうち、
ナス科は、なす、トマト、ししとう、パプリカ、ピーマン
ウリ科は、かぼちゃ、きゅうり、ズッキーニ、、ゴーヤ、かぼちゃ、きゅうり、すいか、とうがん、メロン類も。
ナス科とウリ科が旬を迎えているということでしょうか。