昔から、体の回復したい部分と同じ臓器を食べるとよいといわれていますが、(たとえば、腎臓病にはブタマメ(豚の腎臓)、胃腸虚弱には鳥の砂肝、肝臓の疲れにはレバー・・・)
そういう意味では、胎盤は生殖系が弱い人にぴったりな栄養剤というわけ。
こじつけの発想のようでも、やはり自然の摂理というか、いろんな動物は元をたどれば同じだから、それを食べることによって同じ臓器の栄養になるんだろう。
さて、いきなり胎盤と聞いてぎょっとしている人もいるでしょうから、説明を。
お産の後に後産(あとざん)と言って、胎盤が子宮内からはがれて出てくる。
これが「紫河車」漢方の解説本には、「紫河車:人の胎盤」と書いてある。
約2千年前、中国を統一した秦の始皇帝が不老長寿の妙薬として愛用し、男女不妊、不育症や虚労諸病症に用いられていたそう。
野生の世界では、母親は後産の胎盤を食べるのが当たり前。このことによって母体の回復を早め、元気に育児ができるらしい。
しかし人間では人道的、その他もろもろの問題もあって、販売されている胎盤エキスは豚の胎盤が用いられます。
さて、美容対策の切り札的存在は「プラセンタ」
アンチエイジング対策としてポピュラーで、「プラセンタ注射」なんてのに通っている女性もしばしばいるみたい。
これこそ「胎盤エキス」です。
紫河車(しかしゃ)
性味: 甘・鹹、温
帰経: 肺・肝・腎
効能と応用:
1、補腎益精・助陽: 真陽虚の元気がない・腰や膝がだるく無力・冷える・寒がるなどの症候に(鹿茸・淫羊カク・巴戟天などと用いるとよい)
腎陰虚の遺清・潮熱などに
2、益気養血: 気血不足による不妊、乳汁分泌不全などに(単味あるいは人参、熟地黄などと用いる)
3、肺腎陰虚の慢性咳嗽・痰に血が混じるなどの症候に(単味あるいは天門冬・麦門冬・百部・山薬・五味子などと用いるとよい)
※長期服用してはじめて効果がある
(参考・中医臨床のための中薬学)
