漢方薬局の日々・自然の恵みとともに

漢方家ファインエンドー薬局千葉県佐倉市

春の頭痛やめまいなど上半身の症状(内風)

このごろ頭痛やめまいを訴える人が増えました。
冷え性の人でも首から上が熱く感じる(のぼせ)こともあり、眼も充血や熱感を覚えたりします。おまけにだるくて朝から起きるのもつらく、気候に体がついていかないようです。
このような状態に陥るのは、もともと脾気虚で陰血不足の人が多いです。

内風症状と考えられる場合、治風剤の釣藤散がなかなかよく効いてくれますが、もともとの体質の脾気虚や陰血不足を同時に対策することが大切です。

長い間悩んでいた激しい片頭痛症の人のこと。陰血を補う処方と共に釣藤散を用いて、頭痛薬の服用が減りしかも軽い頭痛薬でも効いてくれるようになりました。

※体質は人それぞれですので、来局時によくご相談ください。

☞内風とは:身中陽気の変化であり、熱盛により肝陽が亢盛になって化風したり、陰血不足のために肝陽偏亢になって動風を生じるもので、肝陽の偏亢に続発してひきおこされる「風、内より生ず」の病変である。

 

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