残念ながら早期流産した場合、自然に出血してそれで子宮内が充分きれいになればよいが、手術で内膜掻爬した場合は当然子宮の中は傷ついている。
中医学でも12週目までの流産を小産と呼び、お産ほどではないがダメージ回復に期間を要する出来事ととらえています。3か月くらいは子宮内の回復を待ったほうがよいでしょう。
🌙小産後1か月は補血活血
手術によって内膜掻爬した場合は、少なからず子宮内に傷があり血流の良くない部分ができていると考えられるので、積極的に消炎活血対策を行う。
🌙2か月目
生理出血時の状態と低温期の様子を見ながら、補血活血対策を続ける
🌙3か月目
生理周期が順調なら漢方生理周期調節法をスタートする。
何度も小産する場合は、やはり半年くらいはしっかり回復対策を行ったほうが良いでしょう。
子宮内の筋腫を手術した場合などでも同じような状態になることがあります。
以前に、手術によって子宮内膜が薄くなってしまった方の経験があるのですが、漢方対策を続ける中、子宮の難手術にも挑戦され、その時々に応じて体質改善と活血対策を駆使して、経過が良く結果妊娠にこぎつけることができました。